Very hot!!!! オーバヒート

今日はオーバーヒートについて。

今日で7月も最後となります。連日、厚い日が続いています。
皆様お体の調子はいかかでしょうか?
日本の夏は大変熱いです。
当然ながら、空冷エンジンを抱えているHARLEY-DAVIDSONにとっては超過酷な状況となります。
とくに都市部にお住まいの方の場合、日中にH-Dを走らせる事は非常に難しい状況と言えます。
エンジンを冷却するためには、走行風をエンジンの冷却フィンに当てて、放熱するしかありません。
TCやEVO.はシリンダーがアルミ製ですが、SHOVEL以前のモデルはシリンダーが鋳鉄製です。
アルミは放熱性が高い事で採用されています。
それ以前の鋳鉄は温まりにくく、冷えずらいという特徴があります。
同時に、旧いモデルの鉄シリンダーは冷却フィンも非常に小さいです。

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たくさんの情報があふれる現代ですが、誤解を恐れずにいうと。
TCやEVO.だからオーバー・ヒートしなくて、SHOVELだとオーバー・ヒートする訳ではありません。
ベースにあるポテンシャルは当然ながら、新しいモデルの方が高いです。
好きな想いで手にした旧いH-Dや、故障が心配で手にした新しいH-D。
旧いモデルで条件は悪かったとしても、各部のセッティングやオイル、乗り方などを上手にすれば問題なく乗る事が出来ます。
インジェクションだからといって、長いアイドリングをさせたり、セッティングの重要性を無視すれば、簡単にオーバー・ヒートしメカノイズの増大、レスポンスの低下、出力の低下などを引き起こします。
適切なセッティングやオイルを適切なモノに交換し、空冷エンジンですから風が当たる走り方を心がけてください。
どうしても渋滞につかまり、ヒートしてきてメカノイズが大きくなってきたときには、30分~1時間程度休ませてください。
日陰で風通りが良いところであれば、なお良いです。休憩後は、かなり状況が改善されているはずです。
永く楽しむためには、正しい知識や情報が必要かと思います。
すぐに結果が出る情報です。ぜひ試してみてください。
楽しい休日のために。