Forged vs. Cast flaywheels. ハーレー クランク フライホイール 鍛造 鋳造

きょうはクランクについて。

おはようございます!

きょうの東京は雨。雨の土曜日であります。
明日は晴れるようですね!

振動の感受性の高い鍛造クランクから、吸振性のある鋳造クランクに交換。
という内容であります。
重さや各部のセットアップはそのまま、クランク・フライホイールだけ交換します。

当然ながらバランス取り・芯出しが必須となります。
それに伴うベアリングの交換や、シャフト類・レースなども場所によっては交換し、精度を高めます。

ではいきましょう~。

Jims H-beam rods.です。

ちょっとした加工をしておきます。

洗浄して再使用です。

Truett&Osborn
Torque Monster flywheels.

準備Okになりましたら、計測していきます。

レース入れ替えしましたので計測。

フロントロッドのスモールエンド計測。

フロントロッドのビッグエンド計測。

もろもろ計測しまして、ボブウエイトを計算により導き出しまして、再現します。

さてさて。
ではでは。

ボブウエイトをとりつけました。
ヘビースポットを導き出します。

思っていた通り!
クランクピン側が下に来ていますね。
そこの重さを取りたいのですが、強度が無い側になりますので、思うようにいきません。

逆転の発想です。
対角の位置にウエイトを付けてバランス取りをしやすくするやり方があります。
こんな時のために、アメリカにはエンジンンビルダー向けの材料があるのであります!
Mallory metal, Heavy metalと呼ばれる tungstenです。

実用金属中、最も比重があるといわれています。

小さいけど重い!

こいつを入れちゃうと・・・。

ごらんのとおり。

それで、もう一度仕切り直します。

ちょびっと取って、いっちょ上がり。

おもしろいですね!
エンジンに興味出ましたか笑
スムースな回転で走るのはとても気持ちがいいです!

振動減少です。