Truett & Osborn Torquemonster ハーレー 腰下 クランク トルクモンスター トレット&オズボーン 振動減小

今日はトレット&オズボーンのクランクについて。

おはようございます!
台風や選挙で週末は大騒ぎでしたね。
体調にお気をつけてください。

事あるごとにご質問・お問い合わせの多い、truett&osborn のクランクについてです。

ではではいきましょう。

Truett&Osborn製品
V-twin Tedd cycleでも扱い有りますが、STDストロークのようです。
振動の少ない順に。

1 ねずみ鋳鉄。        FC       cast
2 ダクタイル鋳鉄 DFC      cast
3 鍛造                                forged

1はおそらく60年代くらいまでのHD純正です。いつまで採用化は不明です。
2は70年代後期80年代の後期型ショベルヘッド
3はEvo.,TC88/96, S&S, JIMSなど。

旧いエンジンの乗り味は柔らかく、排気の音も柔らかく心地よいですね。
後期型は、乗り味がカタイ感じで、排気の音もバキバキしていますね。

このお話だけですと、まだまだTruett&Osbornのメリットが出てきません。笑

旧い車両をバッチリ直しますと心地よいです!
しかし、もちろん現行車両と比べますと、トルクが細い…。

そこで、トルクアップの為ストロークアップ!
ボアアップではありません。ストロークアップ!

ボアアップとストロークアップの違いについても過去に語っておりますので,そちらを。

ストロークアップのためにはフライホイールを交換。
その時に,鍛造を選ぶケースが多く、先ほどのお話のように固いフィーリングになってしまいます。
旧いエンジン特有のフィーリングは失われます。
また、振動が大きく硬いため、各部のマウントが割れたり緩んだりが非常に多いです。
車体の強化が必須になります。
現行車両の車格や車重そして、各部のラバーマウントに答えがあります。

そして、鋳造フライホイールでストローカーをくみ上げますと、旧いエンジン特有の柔らかさのまま、トルクアップします!
ココの部分が一番のメリットだと思います。
ですので、通常のストロークではその恩恵は感じないと思います。
かつてそのケースが有りまして、18年前に製作したエンジンで全く違いがわかりませんでした。
ストローカー,大きい排気量のエンジン、EVO.,  45系 WL,  XL系などラインナップがあります。

トルクアップしたい。強い加速感が欲しい。不快な振動入らない。
エンジンの回転はたいして回っていないけど,グイグイ加速する感じは最高です!

組み付けには色々とノウハウがありますので、エンジンの修理・ホップアップを行っているショップさんにて行ってください。

Left      Truett&Osborn Torquemonster
Right    S&S
Both  4-1/2 stroke wheels.

ピストンやコンロッドを高性能部品に替えた時に、バランス取りがうまくいかないときが出ます。
鉄の2倍くらいの比重を持つマロリーメタルを植えて、バランス取りをします。
バランスホールが極端に少なくて済みます。

1966 純正はFC
エンジンのフィーリングは、めっちゃマイルドです!

93″ sidewinder.

S&Sです。コンロッドはJIMS.

1980 HD. 80cu”

はんだにて。

とっても地味な絵ですね笑。
しかし乗り味は、ダイナマイト!
振動が少なく、トルクで走るのはめちゃめちゃ楽しいです!!
排気音も低音で力強くなります。

みなさんが求めている,ハーレー像なのではないでしょうか。